見たこと、聞いたことから想像する習慣を身につけよう

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クラシエさんの知育メイト仲間、藤原麻里奈さんの本が面白い。

彼女は2013年頃から「無駄作り」の活動を始め、今となっては世界で人気のYoutuberだ。

その彼女が最近出した本、読みだしたら止まらなくなった。明け方に読み始めたら、あっという間に読み切った。

その中で特に面白いと思ったのは、藤原さんのアイディアを思いつくための哲学について書かれたところ。

『Chapter 8「考え方」を考える』

アイディアは、いつどこで思いつくか誰にもわからない

藤原麻里奈「考える術」より

この言葉いいですね!

実は、同じようなことを言っている人がいました。IDEOの創設者、Tom Kelleyはアイディアが出てきたときに書き留めるために

  • ベットの横にノートを置く
  • シャワールームのガラスは書き込みが出来るもの

置いてあったそうです。

藤原さんがアイディアを出すときにヒントとしてあげているのは、

自分はこの考え方だとアイディアを出しやすい
この場所だとアイディアを出せる

これに似たものをnoteに書いています。

また、

短時間で考える
ぼーっと考える

というのも重要だと述べています。

アイディアというのはずっと考えていても出てくるモノではなく、実は短時間でたくさんアウトプットを出して寝かしておくというのが重要なようです。

また、非日常の空間で脳をリセットするのも重要です。これは脳科学界隈でも言われていることです。

IDEO社のTim Kelleyがアイディアが出てくる瞬間、すなわち寝るときとかシャワーを浴びているときはリラックスしている時なんですね−。

以前私が入試が観察力を問う問題が出てきているよと書くと、twitter上で

観察力が重要なのはわかるけど、日常生活が入試のためになるのは嫌だな

という反応がありました。

このことに「うーん、なにかいい回答はないかな」と考えていたところ、藤原さんの言葉が!

日ごろからこうして見るもの、聞くものに対して、どんな想像ができるか考えることを習慣にしたい

確かに、入試のために観察力を身につけるってダルいですよね。

そうでなく、「見たものからいろいろなことを想像する習慣」ってのを身につけたいですよね。

世界1のデザインファームと謳われるIDEOのTom Kelleyもこんなふうにいっていますよ。

If you want to transform your life from mere duty to real passion, you have to start by realizing that your current situation is not the only option open to you. You can change how you live and how you work.

自分の人生を単なる義務から本当の情熱に変えたいと思うなら、まず現状が自分にとって唯一の選択肢ではないことを認識することから始めなければなりません。生き方や働き方を変えることはできるのだから。

『クリエイティブ・マインドセット』より